猫二号
フィルム写真を掘り起こす その33
かつてうちの庭を縄張りとしていた猫

 フィルムを整理していたら、庭で撮影した茶トラ猫の写真が出てきた。撮った時の状況はあまり覚えていない。それでもフィルムで撮ったものだから、かつてうちの庭に入り浸っていた猫二号とは別の個体だろうなあ。そう思ったのだが、撮影年月を見るとその猫二号がうちでゴロゴロしている時期だった。考えてみれば、いくら望遠レンズを使っているとはいえ他の猫だったらこの距離まで接近するまでに逃げていただろう。という“逆算”をしていくと「これは猫二号」ということになった。その日たまたまカメラを手にしていたので、たまにはフィルムで猫の写真を撮ろう、そう思ってシャッターを切ったのかもしれない。
 撮影はα-9で、レンズは70-200mmF2.8だ。オートフォーカスを備えたカメラではあるが、ほとんどマニュアルフォーカスで写真を撮っていた。確証はないがこれも多分そう。そしてきっと僅かにピントが甘い……が、そんなガチガチでなくてもいいじゃないか、と思えたあの頃。懐かしい気もするが、だからと言って今のカメラを捨ててあの頃に戻りたいとは思わないドライな橘雪翼なのであった。

(2025.11.16)
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