鉄道模型制作報告
「80系関西急電 1954」その9
TNカプラーの加工

 今週は塗装まであとちょっと、というところで細かい作業が多かった。
 固定編成なので動力には古いTM-09(鉄コレ動力)を使い、中間部の連結器はカトーカプラーにする。TNカプラーを使うのは先頭部だけなので、その辺の加工量は少ない。最新モデルの胴受けの幅が狭く、配管が付いたものを使うが、余分なディティールがあるのと、そのままだと干渉する部分があるのでカットする。左が加工後(偶数向き)、右が加工前。新しめの製品だが、既に粉を吹いている……というか粉吹きは結局改善されていないのか。

TN装着してみたところ

 床板はTNカプラーとの干渉部を少し削り(写真撮るの忘れてた……)、ねじ穴を開けてある。実際装着してみたところで、若干取り付け位置に誤差が。手作業なのでこれぐらいは仕方がない。連結自体は出来そうなので良しとする。

銀河モデルのテールライトレンズ

 テールライトは銀河モデルのパーツ(N-021)を使っているが、この製品、ロットによってはライトレンズが奥まで綺麗にハマらない。金型で成形しているならばこんなこと起きないと思うのだが、もしかすると削り出しで作ってる?(確かにライト表面はヤスったかのようにざらざらしている) というわけで、奥まで入るように根元のところを少し削って細くしておく。極小パーツ故に手で保持していると飛んでいきそうなので、ピンバイスに咥えさせて作業。

キャンバス押さえを少し削る

 基本番台の80系は製造時、屋根キャンバスが一部分だけに張られていた。妻面のキャンバス押さえも途中までなので、少し削る。見えにくいところなのでサボッても完成度にはほぼ影響しない。完全に自己満足だ。その一方で、クハの屋根上先頭部にあるはずのキャンバス押さえは再現していない。実にちぐはぐである。

動力にスペーサー、リブを付ける

 動力は先述の通り、古いモデルであるTM-09を使う。取り付けに関しては新型のTM-17と変わらず、鉄道コレクションとGMキットではツメ等が全く噛み合わないので、プラ板で適宜あれこれしてワンタッチでボディにはまるように調整した。

ちょっとした時間の余りで先行作業

 ちょっとした時間の隙間が出来たので、先に妻面窓用のマスキングを済ませておいた。かなり不均一だが、どうせ妻面で目立たないのと、2枚以上連続で隣り合うことがないのでこれぐらいで大丈夫。

いよいよ塗装工程へ

 というわけで、いよいよ塗装工程に入った(でもまだ一部部品の調整が出来ていない)。各種下地処理を済ませた後に、モリタのクリーム3号を吹き付けた。

 ここまで来れば普段なら次の1週間で完成させられるのだが、来週は忙しいのでもう一回「制作報告」を挟むことになる。頑張ればいけないこともないだろうけど、焦ってミスをするのが怖い。急いで数日早く完成させるメリットもない。完成は再来週に入ってからだ。

(2025.11.02)
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