鉄道模型制作報告
「70系300番台 阪和線色」その8
配管工作

 先週は「クハの雨樋がまだ」と書いて終わったが、作業自体はモハと大して変わらないので写真は省略(撮り忘れただけ)。今週のハイライトはモハの配管ということにしておく。中間車なので手抜き仕様……と前々から言っているが、実際のところ鍵外し線ぐらいしか手を抜いてないかも。

写真があるので作業前の様子

 なんとなく配管止めの穴を開ける前の写真を撮ったので載せておく。シャーペンで下線を描いて、ニードルツールで目印穴を付けたところ。下線は本来ならば消した方がいいのだろうけど、そのままでも今のところ塗装が剥がれた等のトラブルはない。この後0.3mmや0.4mmのドリルで穴を開けていく。0.3mmは非常に折れやすいが、今回も無事故で終えることができた(クハ正面と合わせて多分70ヶ所)。

妻面の配管の様子

 妻面はこんな感じになる。梯子が付くので空気作用管は貫通路寄りに。左のモハのは少し曲がってしまった。妻面だしまあいいや。厳密に見ると右も少し曲がってるし。

床板の加工

 方針が二転三転しているような気がするのだが、今回から阪和線70系の中間連結部もTNカプラーを使うことにした。よって床板は台車間隔が90ミリになるように少し短縮し、TNカプラー取り付け準備加工を施した(写真左端に見えるプラ板は、短縮加工の切り継ぎ部を補強するためのもの)。

先頭車用TNカプラーの加工

 中間部のTNカプラーは品番0336のどノーマルなものを使うが、先頭車には配管が付いた最新タイプを取り付ける。そのままだとジャンパ栓の根元が干渉するので外側をカット(左が加工後で右が製品そのまま……分かりにくい写真でスマン)。ステップもクハ76では位置が合わないのでカットした。
 最新のTNカプラーは配管が付いているのが一つの売りではあるが、旧国用としては主張が強すぎるきらいがある。今は切り落とすことも考えているが、貧乏性なので多分そのままになるだろう。新型は他にも、連結器本体が少し小さくなり(連結機構は同サイズなので従来タイプとも連結可)、胴受けの幅も狭くなっている。配管以外にも最新型を使う理由があるのだ。

 特に写真は撮っていないが、今週は他にもベンチレーターの取付穴を開けている。ベンチレーター搭載位置は0番台と300番台で異なっているらしい。図面を元に「大体これぐらいだろう」という寸法で穴を開けた。昔作ったタヴァサのキットの説明書もどこかに残っているはずだが、ちょっと探した範囲内では出てこなかったので図面を頼った。

 順調ならば来週は塗装工程に進めるだろう。

(2025.07.27)
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