パソコンをゲーム対応化してみた
新たに組み込んだパーツ2点

[ パソコンでゲームするぞ! ]
 まずは「どうしてパソコンでゲームすることにしたか」から書いておこうか。PS5もSwitchもできれば買いたくないから。私が最後に買った家庭用ゲーム機はPS4なのだが、あまり遊んだとは言えない。買ったソフトが4本か5本とそもそも少なく、そのうちまともに遊んだのは『テラリア』のみ。あまり興味をひくゲームもなく、私の中から「デジタルゲーム」という娯楽は選択肢から外れて行った。
 そこで発表された『英雄伝説 空の軌跡FC』のリメイク版『空の軌跡 the 1st』。当初はSwitchで発売と聞いていたのでどうしようかなあと思っていたのだが、正式発表時にSteam版が追加され、ならばPCでプレイしようと決めた。グラフィックボードの追加他で多少の出費が必要になるが、どうせいずれは付けようと思っていた。新しいハードを買うと保管場所が必要になったりでデメリットもあるので、元々あるPCで完結させられるならそれに越したことはない。『the 1st』の発売(9月19日)が近付いて来たので、いよいよパーツを買って来たというわけだ。
 パソコンで本格的なゲームをするのは初めてではないが(そもそもの『空の軌跡FC』はPC版をプレイした)、Steamでは初めてで昨今の様子が分からない。そこでたまたま目についた『NieR:Automata』を買ってみてプレイ。設定を下げればグラボなしでも問題なく動いたが、不安要素は消しておきたい。先ほども書いたように、最初PCを組んだときにそのうち載せるつもりだったので今回がいい機会だと考えることにした。ちなみに『空の軌跡FC』をプレイしたときはグラボなしで、解像度を上げると動きがカクカクした。デフォルト設定の(最低画質?)「640×480」でプレイした記憶がある。

[ 追加パーツはグラフィックボードとSSD ]
 選んだグラフィックボードは「GeForce RTX 3050」搭載のもの。もちろん「3060」も考えたが、あまりお金を投じると「PS5(ないしはSwitch)買った方が良かったのでは?」となりそうだったので、ロースペックだが安めのを選んだ。消費電力が上がるのもちょっと気になったしね。もう一つはSSD。『NieR:Automata』はHDDにインストールしたが、ロード時間が長く感じた。メインのCドライブはSSDだが、容量を圧迫したくない。というわけで、ゲーム用SSDを搭載することにした。定番?のウェスタンデジタルのSN7100というモデル。こちらも1TBか2TBで迷ったが、そんなにたくさんゲームをしないだろう、と出費を抑えるために1TBにした。SSDは容量が多い方が寿命も長くなるが、ゲーム用ならばそんなに頻繁に書き換えが起きないから大丈夫だろう。ちなみに最新モデルのSN8100は、高いのとPCIe Gen5でないと性能が活かせないっぽい?ので見送った。マザーボードの仕様書を確認したところ、M.2のスロットは全てGen4って書いてあった。

[ グラフィックボード追加による変化 ]
 グラフィックボード搭載は目に見えて効果的だった。『NieR:Automata』はモニターの解像度である「1920×1200」まで上げてもストレスなく動いた。その他の設定項目もあったが、よく分からないまま最高と思われる数値にしてみたが特に問題はなさそう。でもよく分からないので、改めて中庸の設定に戻した。嬉しい誤算は、10年以上前に知って気に入ったフリーゲーム『プリンセスラナ』が普通に動くようになったこと。このゲーム、ウィンドウズのバージョンによっては動きがカクついてまともに遊べなかった。8.1と10は大丈夫だったのだが、11で再び遊べなくなって残念だった。今回のグラボ搭載で“復活”。もしかして前にダメだった時(ウィンドウズ7?)もグラボ載せたら行けてたのかな。ゲーム以外では、サブモニターの電源を入れたときの挙動が以前はちょっと気になっていたが、今回普通に表示されるようになった。それから、デジタルカメラの写真が入ったフォルダーを開いた時の表示が速くなった。この調子で、ウェブサイト用の画像を編集しているソフトの挙動も良くなってたら嬉しいな、と思ったがそちらは前のまま。こちらもウィンドウズのバージョンが新しくなって一部の操作に時間が掛かるようになっていた。あと、本来はグラボを載せる一番の動機だったRAW現像ソフト。パラメーターを弄った時の表示更新、現像出力共にかなり速くなった。もっと早く搭載しておくべきだった……というほどRAW編集してないんだよね。

[ SSD追加による変化 ]
 マザーボードの空きスロットは2つで、一つは「Gen4×2」、もう一つは「Gen4×4」だったのでもちろん後者を選択。ただ、SSDのパッケージには「Gen4」としか書いておらず、もしかしたら「4×2」の方でも同じだった? いやでも、まさかねえ? こちらの搭載効果はあまり体感できず。HDDにインストールしていた『NieR:Automata』をダウンロードし直したのだが、あまりよく分からない。ちょっと速くなったかなあ?ぐらい。理論的には劇的に速くなってくれないとおかしいのだが、ストップウォッチで測って比べてみないと分からないレベル。何か他の要素が足引っ張ってるのかもしれないけれど、CPU(Core i7-12700)がボトルネックですって言われてもどうしようもないしなあ。
 余談だが、グラボとSSDを組み込んだ後にPCを起動したらHDDが一台認識しなかった。前にも似たようなことがあってまたか……と思ったのだが、冷静に考えるとSSDはPCIeでHDDはSATA。接続方式が違うのに干渉?とか呼ばれるものが起きるのか疑問。もしかして何か間違えてSSDがSATA接続になっちゃってるのかも、とか考えたのだが(ロード時間にあまり変化がなかったし)、SSDは間違いなくPCIe接続だし、そもそもマザーボードがSATAのM.2規格に対応していない。というわけで一番原始的なアレを疑って中身を覗いてみると……ソレでした。ケーブルが抜けてました。

[ あとは再来月を楽しみに ]
 という感じで、無事PCのゲーム対応化が出来た。気になる挙動が直ったり、RAW現像もしやすくなったりで投資に見合うものが得られそう(SSDはちと微妙かもだが)。あとは再来月の発売日を楽しみに待つだけだが、その前に『アクアリウムは踊らない』(今回のPC改良がなくてもプレイ可能……のはず)を買う予定だったり、『NeiR』もせっかくだから飽きるまではプレイするかな? 他、いくつか気になるゲームはあれど、あまりそっちにハマると模型制作に支障が出てくるので程々にしておこうと思う。でも9月19日以降は『空の軌跡』ファーストになります(笑)

(2025.07.17)
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