【新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。】 ちょっとイマイチ面白くない展開。アンジェリカのいつものツッコミも何かキレを感じないというか。巻末によると「8割が漫画オリジナル」だそうで、その理由が「原作はボートレースの話だから」。うん、ちょっと何言ってるかよく分かんない。原作に劣らないように頑張るとのことだが……うーん。
【ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王】 先生編開幕。新たに現れた敵グループ・ベルクスは、武器が本体で人間を操っているというもの。そのため武器がダメージを受けると場合によっては戦闘不能(=死)に。最初は某『冒険王』の「才牙」路線かとも思ったが、流石に同じネタは使わないか(笑)
【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】 前半よく分からない話だった。後半はいつもの勢いで読んだけど……うーんこれ「続きが気になるか?」と言われると頷き難い。ここらで一旦休止かな。
【ぐらんぶる】 「彼らが飲んだ酒は一般的に『みりん』と呼ばれるものである」のところまでは面白かった。だがそこまでである。ギャグの切れ味がね……やっぱ長く続けてるとどうしてもね。
【デキる猫は今日も憂鬱】 優芽の父親……即ち織塚部長の先輩初登場!(ちゃんとした形では初だったはず) ふーんなるほど、こういうテンションのキャラなのね。馨の立場でなくてもこれはウザい(笑) 但し。優芽から“ユキちゃん”と“サクちゃん”という単語を聞いて早合点し、義弟に結婚指令を出すあたりは面白い(当然だが“ユキちゃん”=諭吉=猫とは分かっていない……だって織塚薫にすらまだ知れていない情報だもん)。にしても織塚部長、10巻末のページで出番が少なかったことに不満顔だったが、こういう形での登場になるとは何か哀れ……。
【Q.E.D.iff ―証明終了―】 うおーっ!? 想の両親初登場!(前に一度未遂があった) いや、初登場なのにあっさりというか、さらっと流されてない!? 水原さんご両親との初対面でもあるんだよ!?
前半の話の最初の海辺のシーン、燈馬くんの身長が伸びてて驚いたのだが、ちゃんと話の終わりで水原さんも「いつの間にか私より慎重高くなったね!」と触れていた。これ、いつからなんだろう。今回の30巻で唐突に? ちょっとこれまでの巻を見直しておかなきゃいけないかも。
というわけで完結……と言っても次のシリーズ「大学生編」へ続く。連載は既に始まっているようだ。
【ないない堂 〜タヌキ和尚の禍事帖〜】 山登り、という趣味がイマイチよく分からない。いや、ちょっと負荷の高いウォーキングやハイキングといった程度のものなら理解できるし、場合によっては誘われたら行ってみようかな、ぐらいには興味がある。でも装備と準備を固めて行かないといけないような、一歩間違えたら滑落や遭難のリスクがあるような登山はちょっとなあ――とか思っちゃう私だが、作家にとっては格好のネタかもしれない。人を“殺しやすい”シチュエーション故に、ミステリーとかサスペンスでは実に使いやすそうだ。
【はじめの一歩】 ええ、間柴負けるのかよ……。いや、転倒したときの表現がヤバそうだったし、あの間柴が一歩のことを認めるモノローグが入った時点で怪しかったけど。
しかしここからこの物語どう繋げて、どう着地させるつもりなのだろう? 多分多くの読者が一歩の現役復帰を待望していると思われるのだが、その前提で行くならば……この次の千堂の世界挑戦(リカルド・マルチネス)も失敗に終わり、日本のホープは一歩ただ一人だけに。病院のベッドで間柴は一歩に「お前が世界を獲れ、そしたら久美との仲を認めてやる」と宣言し、当の久美本人は一歩の現役復帰に大反対するが、間柴は妹に「じゃあお前がセコンドに付け、少しでもヤバいと思ったらタオルを投げればいい」と提案する……こんな感じでどうだろう? 一歩はまず、フェザー級で現役復帰。リカルドに勝って世界チャンピオンに。次に階級を上げ、間柴の敵討ちではないがロザリオを倒して二階級制覇(ロザリオがもう一度日本に来る、と言っているのはその伏線)。この間に宮田も階級を上げて別団体の世界チャンピオンに。最後は宮田と統一王者戦……これでどうですかジョージ先生!
【TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには】 沖縄なので琉球空手? 俺、琉球空手はちょっと詳しいんだ……『秘拳伝キラ』読んでたからね!(打ち切りになったドマイナー漫画の名前を出したかっただけ)。
お互いの会社を賭けて闘うことになった照と飛男。まあ順当に行って照が負けそうなんだけど……するとツヨシどうなるんだろう? と一瞬心配したけど、ツヨシは別に「そんなことどーだっていい」とか思ってそう。確かにあんまり困る未来が見えない。但し、それは飛男がある程度マトモだった場合の話。いや、現時点で見えてる範囲であんまマトモじゃなさそうだけど、姉思いでかつ姉の咲がツヨシに接近したことに裏がなければ、の場合。ま、そうだったとしたら漫画として話が展開しないので、照が負けて傘下に入ってツヨシ他があれこれ困っちゃう展開になるのだろう。
【あおざくら 防衛大学校物語】 大勢の聴衆を前にして頭の中が真っ白になっちゃうってよく分かる。「真っ白」ほどではないにせよ思ったように話が出来なくなっちゃう経験はある……くそぅ、嫌なこと思い出しちゃったじゃないか! 事前にしっかり原稿作って喋る内容をまとめておくってのは、実のところ緊張してるからでありビビってるからであり、不安を払拭したつもりでもいざ壇上に上がると……この話はこれぐらいにしておこうか。
その他諸々で珍しく上手く行かない我らが近藤学生。地べたに突っ伏してるところに声を掛けたのはサブヒロインの岡上学生。何かこういうの多いよね。主人公がにっちもさっちも行かないところで可愛い女の子が登場するの。くそうフィクションだって分かってるけど羨ましいぜ!
【Re:ゼロから始める異世界生活 第四章 聖域と強欲の魔女】 しかし思い出すと憂鬱の魔人や虚飾の魔女も原作でまだ全然解決してない問題なんだよね。いや、400年前の登場人物なんだけど、一緒に出てきたレグルスは直近まで生きてたわけだし、それを上回りそうな存在である2人もまだ生きていると考えるべきだろう。そしてもちろん、スバルの味方か敵かと言えば後者となる。完結までに倒さなきゃいけない相手が多いなあ。漫画読んでて原作の話するのもアレだけど、いい加減物語を畳む方向へ舵切って欲しいところだね。
【七つの大罪】 前回36巻で、意外にも簡単に?魔神王を倒してあっけない幕切れ……と思わせておいて、37巻に入って今度はゼルドリスを乗っ取っての魔神王復活。そうだよねー、完結までまだ4冊残ってるもんねー。
エスカノールが再びマエルから太陽の恩寵の力を借り受ける。ってかマエルに返そうとしたときに拒否られたので、「貸してあげましょう」ってことになってなかったっけ? まあエスカノールがそのまま持ち続けると命が危なかったようなんだけど。というそんな感じで魔神王と戦う仲間の元へ最後の七人目が集結。魔神王に対し一人捨て身で戦おうとするエスカノールだが、最後に七人の力を合わせることに同意。最後の結末に相応しい展開になってきた。
【定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ】 >(今回は普通の人のようだ)
あのー吉本さん? それ書いちゃっていいんですか? 「今回“は”」ってことは、普段は普通じゃない人って言ってるみたいじゃないですか!(笑) まあでも……普通の人の話を描いても面白くないもんね。ここまで出てきた人は「普通じゃない」人で、そしてこれからも「普通じゃない」人の話が続くってことで!
【追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する】 ふと思ったのだが……ダンジョンの異変に裏を感じたエルマはいろいろと警戒するが、これ単にルーチェの「幸運力」の副産物というオチだったら笑えるな。実際問題存在進化したボスを倒してレアなドロップ品を手に入れてるわけだし。
【追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双】 勇者アレクシスのバックボーンが語られ、そこから話は一気に進む。「2周目第一の異世界」の話をじっくり掘り下げるのかと思っていたので、3巻にしていきなり条件クリアとは驚きだ。この後どんな風に話を続けるつもりなのか。まさか4巻で完結ってこたぁないよな? ちょうど先日、『廻天のアルバス』という漫画の1巻を読んでみたのだが(試し読み)、それと同じように同じところを何度もループさせるつもりなんだろうか。
【戦隊レッド 異世界で冒険者になる】 絆創膏を結婚指輪的なものに解釈するとかなかなかに強引すぎる……が面白いのでいいぞ。その路線で続けたまえ。
>コナー「コレを玩具にして売らないか?」
レッドは「そりゃいいな!」と応じるが……現実世界の戦隊もののこういうのって、そもそもおもちゃメーカーとのタイアップでおもちゃとして売ることが前提って聞いたような?
【あらあらかしこ】 そういや書籍の末尾に「検印廃止」と書いているのを見たことがあるが、検印が何かを知らなかった。出版社が印刷・製本したものをチェックしているのかと思ったら、著作者の確認だったのねー。
>高村「面倒だ、櫓染に肉球で押してもらえ」
今だったらすんげぇ人気出そう。この時代に猫がどの程度好かれていたかは分からない。
【烏に単は似合わない】 これ、一応星3つにはしてるけど……原作知らずに読んでたら「は?」とか言って1つとかにしててもおかしくない? そして、原作読んでた時は諸々理解していたつもりだったのだが、漫画で読むと所々はてなマークが浮かぶところも。絵がある分小説より漫画の方が理解しやすいと思っていたが、意外にも文章できっちり説明した方が頭の中に入ってくるのか……?
【4P田中くん】 伊坂の握力が潰えてそこから逆転勝ちするのかと思っていたのだが……そうか、そこで負けるのか。いや、このまま決勝まで51冊だと後半がダレダレの展開になりそうだからちょっとホッとしている。
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新刊が11冊と充実。先月の3冊からのギャップが激しい!(いつもの我儘) そして、たくさんあったせいで感じるのかもしれないけど、そろそろ続き読まなくていいかなあというのが2つ出てきた。巻き添えで先月分からも1つ「保留者名簿」行きが決定した。
既刊は前期が終了したので“通信簿”でも。期待以上だったのが『2周目無双』、期待してたほどではなかったのが『異世界レッド』。その他は概ね期待通り。適当にランク分けすると、
【A】 七つの大罪、2周目無双(↑)
【B+】 あらかし、転生重騎士
【B】 王様の仕立て屋、こづかい万歳、レッドブルー、烏単
【B-】 転生レッド(↓)
【C】 ワンパンマン
と言った感じ。『ワンパンマン』が少し悩みどころではあるのだが、最新刊に追い付いていないものは全て中期でも続行の予定。前期の間に最新刊が出た『2周目無双』と、完結まであと2冊の『七つの大罪』はGW枠で消化するつもりだ。
【余談】橘雪翼にありがちなつまらない気付き
・ダイの大冒険 → 勇者アバンと獄炎の魔王
・Re:ゼロ4章 → 聖域と強欲の魔女
サブタイトルが「○○と○○の魔○」という、ささやかな共通点を発見した。
(2025.04.30)
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