鉄道模型制作報告
「夕張鉄道14号機蒸気機関車」その2 |
![]() 塗装工程直前
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先週はいつもの日曜でなく土曜日に制作報告したが、その理由は「工程的にちょうどいいところ」だったから。2回目は塗装直前に、あと1日か2日早くできると思っていたが、いろいろと手間取って遅くなった。
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![]() ロストワックスの湯口が厄介
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ロストワックスのパーツは得てして湯口がゴツく、そして固いのでカットが厄介だ。今回もボイラーヘッドがこんな感じ。綺麗に除去するのは大事になりそうだ―― |
![]() ……と思っていたのだが
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と思っていたのだが、ボイラーと接続すると隠れる場所なので最低限干渉しなければいい。意外とあっさり完了した。 |
![]() 一方で手間が掛かったのが……
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一方で想定しなかった箇所で時間を取られた。ボイラーヘッドの下部に下回りを固定するねじ穴がある。製品状態では軽く凹みがあるだけなので、穴を深くしてねじ切りをしておかなくてはいけない。先述の通り固い素材なのでかなり時間が掛かったし、力を入れてピンバイスを握っていたので指にマメが出来てしまった。痛い。 |
![]() 塗料が回りにくい箇所
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いくつかの部品は、塗装前に取り付けると塗料が回りにくそうだったりはんだ付けしにくそうだったので後付けにすることにした(冒頭の写真でも、説明書通りであれば付いているべきパーツがいくつか欠けている)。シリンダーもその1つなのだが、部品の強度的に後付けに出来るものでもなかった。仕方がないのと、次の写真で説明する通り何とかなりそうだったので先に取り付けた。 |
![]() 裏から塗装できそう
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ボイラーとランボードには隙間があり、そして実物の構造はどうか分からないが模型ではランボードの中央が空いている。ここからシリンダーの裏側が覗けるので、つまり塗料もここから吹き付けられる。 |
![]() テスト走行
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上回りがあらかた完成したところで、下回りと接続してテスト走行してみた。先週の「逆キャンバー」作戦は見事にアウトで、上回りと接続すると「ハ」の字にしたところが平行に戻ってしまう。上回りの取り付け部分を削って「ハ」の字が維持できるようにした(ここもかなり時間が掛かった)。 |
![]() 先頭部のカプラーはカトーのナックルで
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説明書では先頭部のカプラーにマグネマティックカプラーの#1025が指定されていたのだが、手に入りそうになかったのでカトーのナックルカプラーで代用することにした。直接ねじ止めするので首振りが出来ないが、どうせこちら側に何か繋ぐことはないのでダミー扱いだ。そのままだと取り付け用のねじ長さが少し足りなくなるので、上部を薄く削ってみた(奥が製品そのまま)。 |
![]() ウエイトはどこに載せるのでしょう
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さて、ここまで工程が進んだが一つ疑問が残った。付属のホワイトメタル製ウエイトをどこに載せたらいいのか分からない。説明書には書かれていない気がする……。スペース的に炭水車(*1)か?と思ったが、C59と違ってエンジンドライブなので炭水車に補重する意味が感じられない。車体が総金属製だし、後ろに何両も引かせる予定もないしで、無理に載せなくても大丈夫……かなあ?
(2025.04.05)
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