アクアリウムに踊らされてる
|
Steam版『アクアリウムは踊らない』タイトル画面
|
あれは昨年の、12月に入った頃だと思う。いつものようにネットの海を漂っていた私は「フリー(無料)のホラーゲーム」という触れ込みで紹介された『アクアリウムは踊らない』に興味を持った。何を隠そうこの私、ホラーがかなり苦手である。映画はまず観に行こうとは思わないし、ゲームは『ハウス・オブ・ザ・デッド』を人から借りてやってみたが最序盤で投げ出した。漫画は……漫画だけは辛うじて行けそうな気もするが、好んで読まない。というか、ホラー系の漫画って少なくない? 今回も「ホラー」だから敬遠すべき案件だったが、それより「無料」であることが勝った。パタリロやきり丸ほどではないにせよ、橘雪翼は「タダ」とか「無料」という言葉に弱いのだ。無料だから少しやってみて、怖くなったらその時点でやめればいいだけの話でもある。
Steamでダウンロードしてプレイ開始。最序盤でいきなり怖いシーンに行き当たり、「あ、やっぱこれ無理そう」といつでも投げ出せるよう心の準備を整えた。ところが不思議なことに、そこから先はあまり怖いところに出くわさない。ホラーというよりただの謎解き探索アドベンチャー(?)をプレイしている気分になってくる。後に知ることになるのだが、ゲーム製作者の橙々さんが「ホラー嫌い」だそうだ。じゃあ何でホラーゲームなんか作った!?という疑問はさておき、あまり怖くないことには納得ができた。次の疑問は「じゃあ序盤の怖いところは何だったの!?」だが、その答えも出ていた。何でも「想定した挙動と違って」いたそうな。何だよ偶然の産物かよ。そりゃ怖いわ!
さらにその後、ゲーム製作の経緯を知る。友人たち複数人と作っていたはずが、一人去り、また一人去って気付けば最後に一人取り残されていたらしい。本人曰く「そっちの方がホラー」。正直に言おう。ゲームそのものより、ツイッターやYou Tubeで見る橙々さんの方が面白くて『アクアリウムは踊らない』を応援していた。
|
ドラマCDパッケージ
|
ゲームをクリアした後はドラマCDを買ってみることにした。以前私は、「アニメは見ない」理由の一つに「漫画がアニメ化されると、声が私のイメージに合わない」ことを上げていた。今回もその懸念があった。懸念という言葉では生ぬるい。まず間違いなく私のイメージはぶっ壊されるんだろうな、と覚悟の上で聞き始めたところがである!!!!! ほぼ違和感なし。奇跡か? 敢えて言うなら、主人公スーズの喋り方がちょっとゆっくり過ぎるかなあ、というぐらい。ゲームで遊んでいるときに私の脳内で流れていた声とドラマCDから聞こえてくる声は「同一人物」のものだった。
ドラマCDの感想はというと……本編よりおまけの方が面白かった(おい)。出演者の皆さんのコメントを貰うところで、橙々さんが「たい焼きはどこから食べる?」という質問を追加した。すると出演者の一人であるたみやすさんが、キャラクターになり切って「皆さんは、たい焼きの弱点はどこにあるか分かりますか?」という珍妙な回答を始めた。橘雪翼バカ受け。こういうの大好き。さらに一通り終わった後のも良かった。副主人公にしてクール系キャラのレトロ役の花守さんが、レトロの声で橙々さんに「今日の感想は?」と聞く。「帰りたくない!」との返答ににべもなく、しかし優しい声で「気を付けて帰れよ」と。橘雪翼バカ受けマークII。もうここだけでこのCD買って良かったと思える!
|
BOOTH「橙々さんのたい焼き」にて購入したグッズ
|
そしてこちらは、BOOTH「橙々さんのたい焼き」で販売されていた『アクアリウムは踊らない』グッズ。ゲームの舞台となる「ビアンカ水族館」の「年間パスポート」の実物大?レプリカと、同じくプレミアムチケットのキーホルダー。それぞれ2個ずつ注文しようとしていたのだが、後者を2つカートに入れると安い発送方法が使えず、やむを得ず1つだけにした。きっと大きいから2つにすると嵩張るんだろうな……と思ってたのに届いてみると思ったより小さい可愛いサイズ。これなら2個行けたんとちゃう? 何でダメなの? というかもっと高くなっていいからもうちょい大きいのも作って欲しいなあ。
先日、ゲームリリースの1周年でNintendo Switch版が予告された。Switch版はフルボイスとなり、追加マップもあるという。普段はボイスの有無なんてガン無視な私だが、今回ドラマCDで私のイメージが壊されなかったことで逆に気になっている。特に花守ゆみりさんのレトロがもっと聞けるのはポイント高いぞ!
差し当たっての問題はハードを持っていないこと。これは別件になるのだが、今ちょっと『マリオ』がやりたくなってSwitchが気になっていた。実にタイムリーな話である。Switchは「2」も出ることだし、値段と入手性との相談にもなるが、久しぶりに(PS4以来)家庭用ゲーム機を買ってもいいかなあと思っている。ただ『アクアリウムは踊らない』に関しては、 Switch版から逆移植で「完全版」とでも称したPC版(Steam版)が出たらそっちでいいかな、とも思う。Switch版『アクアリウムは〜』にしてもSwitch2にしても出るのはもう少し先の話だから、それまでにじっくりと考えておくことにしよう。
(2025.03.21)
|