旧国過去作の「改修工事」
左:未施工車(Before) 右:今回改修を行った車両(After)

 去年の12月に取り掛かっていた旧国過去作の改修工事(一次?)がようやく完了した。今回はパンタグラフ脇のランボードがキットそのままの状態になっていた車両を中心に、“手抜き”で作っていた部分を最近の作品に近付けることが目的だ。対象車全てを一気に行うつもりだったが1両見落としていた。結果「ビフォーアフター」形式の写真が撮れてしまったので1枚目に。左が未施工車で右が今回改修を行った車両。キットのランボードは長すぎるのと、次の写真に挙げる72系は位置も少しおかしかった。
 中間報告に書いたが、半流型についてはランボード取り付け用の凹みがあるのでそれを埋め、72系はランボードの脚が屋根側モールドだったので削る作業が発生する。どちらも母線を修正する必要があり、さらに半流型は避雷器周りの配管も変更している。
 京阪神緩行線や片町、阪和線のPS13形パンタグラフはGM製からカトー製に置き換えたのだが、大糸線のグレーパンタは(パンタをグレーに塗るのが面倒だったので)そのままにしてある。

モハ72

 こちらはモハ72。左のモハ72054は偶数向きモハ63改造車で、奇数車や新製モハ72とは配管が逆になっている……のを再現しようとしたのだが、後から見ると中途半端になってしまっている。空気作用管はこの後作った車両よりも意欲的な試みをしているのだが、手間が掛かる上に安定して綺麗な仕上がりにするのが難しいという理由で、以後手軽でそれなりに見栄えのする工法を取ることになった。
 今回すべての車両で母線を修正しているのだが、0.3mmの丸プラ棒を使用している。金属線にすると固定のために瞬間接着剤を流す必要があり、硬化の際に発生するガスで車体色部分に白化が起きるリスクがあったからだ。

2両のクモユニ81

 下のグレーパンタのクモユニ81は、屋根を全面的に加工し直している。ベンチレーターの取り付け脚は削り、80系一次車キット付属のパーツに交換。配管も全部やり直し、上の黒標記時代のクモユニ81と揃えてある。

半流車2両

 手前のクモハ51010は詳しい資料も手に入ったのでこの機会にベンチレーターの位置も適正化……と思っていたのだが、どうやら最初に作った時の配置でほぼ問題なかったようだ。
 ヘッドライトステーは、パーツを外した時に破損したものについては付け直ししていない。ヘッドライトもカトーのAssyに交換する計画があり(本当は今回一気にやってしまいたかったが)、その時に付け直そうと思う。

元仙石線車のクモハ54101

 かつて仙石線にいたクモハ54101は押し込み型ベンチレーターを装備しており、元のグローブ型ベンチレーターの穴を塞ぐ板が取り付けられいた。最初に制作したときはその塞ぎ板を屋根と同色に塗っていたのだが、後から「それはおかしいんじゃないか」ということに気付き、今回ダークグレーで色分けしてみた。

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 本当は2週間程度でちゃっちゃと仕上げるつもりだったのだが、想定外に時間が掛かってしまって予定がずれ込んだ。おまけに年末腰を痛めて完全安静を余儀なくされ、作業再開は年が明けて三が日が終わってから。気が付けば新年ももう一週間経っている。ここまで目論見が外されるのは長期計画始まってからは初だが、長いことやってればこういうことも起きるよね。というわけで気持ちを切り替えて、次回作に取り掛かるとする。

(2025.01.07)
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