1年を振り返って〜漫画他編〜

  
 まずはいつもの「今年読んだ中で一番面白かった漫画」から行ってみよう。原作に手を出したり、11月に久しぶりの星評価4つ半&感想文がやたら長くて細かい、といったあたりで想像付くかと思う。今年は文句なしで

『烏は主を選ばない』

に決定! 10月終了時点では本作と『七つの大罪』の2作品選出を予定していたのだが、11月に読んだ4巻でぶっちぎりやがりました。これだから「一緒にゴールしようね」とか言うやつは信用できねえ!(誰も言ってない) その後に原作で続きを読んでいろいろあったりもしたけど、今日のは「漫画」の範囲での話なので。
 そのあと、12月に追い上げを見せたものの僅差で“最優秀賞”を逃したのが

『七つの大罪』

ここしばらくだったら申し分なかったのに、よりによって今年『烏は主を』と被ってしまったのが運の尽き。星が悪かったとしか言いようがない。尤も最後まで読み切ったわけではない。ここからさらに盛り上がる可能性を残しているので、来年戴冠の可能性は高いし期待もしている。
 本作は『鋼の錬金術師』と被るところがある。話の内容ではなく私の触れ方という意味で。人気作で名前は知っていた。けれど何となく手を出してなくて、手を出してみたら面白かった。そういう経緯が『七つの大罪』と『鋼の錬金術師』とで一緒なのである。人気作はとりあえずちょっとだけでも読んでみるべき!――となりそうだが、実際のところ人気作だから読んでみたけど肌が合わなかった、という例は多い。結局は好みの問題である。
 敢闘賞的なものでは例によって

『あおざくら 防衛大学校物語』
『ラーメン赤猫』

あとは続編が決まった『勇者アバン』に単行本がなかなか出ない『ビィト』『渡辺くん』『乙嫁語り』……と挙げてったらキリがないのでこの辺で。

 一昨年に50冊まとめ買いして、去年から毎月2冊2年間読み続けた『こち亀』がようやく終わった。完全に買うところを間違えてた。101〜150巻にすべきだった。とは言え、読みたかった話(でんすけ人形のくだり)が入っていたのでこれはこれで良かったということにしておく。これ以上は買う予定ないけど……予定はないけどまた期間を置いて気が向いたら考えるか。安売りのチャンスとかにね。
 例年「読みたい漫画が減って来た」と嘆いているが、何のかんので質はともかく量は維持できている。今年は既刊漫画が年間通じて月10冊以上。ちょっと飛ばし過ぎなので来年は自重……なんてこともなく、とりあえず前期は普通に10冊以上リストアップ。『七つの大罪』が引き続き3冊以上あるのも大きいが、今年と比べ『こち亀』の分が減っただけな感じになる予定だ。さらに、某出版社の33円セールでいろいろ買い込んだせいで中期以降も10冊以上が確約されてしまった。ま、そのセールで買った漫画は質の期待をしていないので、さらにプラスする計画にはなっている(。
 今年は読むのをやめた漫画は少なめ……? 記憶から自然消去されてる可能性はあるが、今ぱっと思いだせるのは『ローゼンガーテン』と『ベー革』の2つ。どちらも「長年読んでた」ものではなく最近始めたばっかり。以前から読んでいたものは比較的安定している……かな? ちなみに現時点で黄信号なのは某8号と某らんぶる(再)に、場合によっては某四郎、あと某昭和の漫画。完結した漫画は3つ(推定)あり、2つは読み始めたばっかりの『SWEET DEAL』、『まゆ』、残る1つは確定ではないが『タヌキツ』。あくまで「第一部」完の『ヴェルンディオ』は、再開されるのかどうか不透明。同じく休載中の『剣心』はきっと復活してくれるはず……! 『マヌF』は亀の歩みのペースで続いているものの、連載間隔が長く、ある日突然打ち切りとなっても驚かない。いずれも何年か後に振り返って「あれが最後の単行本だった」となってしまう可能性は残っている。
 という感じで、新刊の冊数は安定してきてはいるものの爆弾を抱えている状態だ。あと2つか3つ、出来れば5つほど新たに発掘したいところだが、そう簡単に面白い漫画が見つかるようであれば苦労していない。一応既刊追っ掛け中作品の中に連載中のものはあるが、刊行ペースが遅そうだったり飽きて辞めそうだったり完結しそうだったりと、戦力としては心許ないところがある。ま、緊迫している問題ではないので、今まで通り粘り強く地道に探していこう。

 お次は小説の話。先述の通り『八咫烏シリーズ』が今年終盤に入ってからのトピックスとなる。漫画から入るパターンは一般小説では初めてかな? 前例は全てライトノベルのはず。私の場合、漫画が好きな一方、小説は読むのに時間がかかるのであまり手を広げようと思っていない。だから漫画を読んで「続きが気になる!」と原作小説に手を伸ばすのは高評価の証である。この流れで名前を挙げると貶してるようにも見えるけど……『ここ俺』とか『転スラ』とか『新米オッサン冒険者』とかは「漫画化された範囲内でいい」ということでもある。余談だが、「小説」で名前が出て来ていない『マヌF』は「なろう」サイト上で最後まで読んだ。書籍版を買わない理由は2つ。中途半端なところで止まっているらしいのと、書籍版のイラストがコミカライズとイメージ違いすぎるから。
 ちなみに私は時々「原作至上主義者」を自称している。そのせいか漫画好きと言えど小説からコミカライズという流れは非常に少ない。かつては『陰陽師』とか『吸血鬼ハンターD』とかの漫画版買ってたけど、言ってみれば「あの頃はまだ物を知らぬ小僧だったなあ」と。小説で気に入った作品は概ね「小説だから」好きになったものと思われる。そうした過去の経験があるので、最近は読んでる小説が漫画になってもほとんど手を出さない。試し読み程度で「ああ、やっぱりね」となる。アニメに至っては以ての外である。というところで『烏は主を〜』に話を戻すが、アニメのキャラデザが違いすぎるのは何でだろう? 小説のイラストと漫画のキャラデザでそこまで大きな乖離がないのだから、そのままのイメージを継承すればいいだけなのに……。ねんどろいどになったらちょっと欲しいと思っていたのだが、アニメ版がベースであれば買う気になれない。
 さて、その他は例年通り。夢枕獏や米澤穂信作品をぽつぽつ読んで、定期的に新刊が出るライトノベル『Re:ゼロ』に『魔奴愛』、『才女のお世話』、『クラなつ』、『くま』といったラインナップは変わらず。先述の通り手広くやるつもりはないので、新規開拓とかもしていない。来年何があるか分からないが、基本的に現状維持でやっていきたい。

 ゲームは、何と言ってもアプリ版『ドミニオン』の正式リリースに伴い、拡張パックを購入したのが大きな出来事。同じ『ドミニオン』の紙版では、今年も新拡張セットが発売となった。『朝日』という和風のパッケージだ。私はよく「『ドミニオン』は『Magic:the Gathering』に影響を受けているのでは?」と言っているが、この和風モチーフもそんな気がする。『MTG』にも『神河物語』という和風エキスパンションが存在したのだ(ちなみにその『神河』シリーズが私が最後に買った『MTG』のカードである)。
 もう一つ、新たに買ってみたアナログゲームが『MIRARIS Revelation』。今風の可愛い女の子イラストのカードゲームだが、二次元の嫁として買ったものではない。某所で紹介されていて気になり、値段も安め(特価でさらに安かった)だったのが理由だ。『ハゲタカのえじき』というゲームがベースとなっているようだが、『ドミニオン』やTCGっぽい味付けがなされている。私が買った『MIRARIS Revelation』は『MIRARIS』の改訂版らしく、カードの追加と一部能力の変更が入ったようである。バランス調整が目的らしいが、この辺は旧作をやってないのでよく分からない。これを書いている時点では未プレイで、後日後輩たちと集まってゲームをするときにお披露目を予定している。楽しみだ。

(2024.12.28)
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