天高く
フィルム写真を掘り起こす その22
秋空

 ようやく暑さも落ち着いたと思ったら、気温の振れ幅が大きめの今日この頃。皆さま体調を崩されていないだろうか。私はピンピンしているのだが、先日うっかり体を冷やしてしまって日課の素振りをサボることになった。さて、写真は11年前の秋。まだ日本の四季に一息付ける時期が確かに存在した時代である(たぶん)。秋らしい高い空……の表現を目指して撮影したこの1枚。私は気に入った写真はA3ノビに引き伸ばしプリントしているのだが、この写真はA3ノビになっていない。まあ悪くはないが大判プリントするほどではないな、といったところ。撮影後何年も経ってから評価を変更することもしばしばあるのだが、この写真に関しては今日のところそんな気分にはならなかった。
 撮影は、いつもの判を押したかのようなOM-3Tiではなくα-9。レンズに関するメモは残っていないのだが、24-70mm F2.8か70-200mm F2.8あたりだろう。

同じフィルムに猫の姿が

 同じフィルムには猫の姿が数枚収められていた。デジタルでなくフィルムで撮影したものだから、例の子猫とは別個体だろう……と思いつつデジカメのフォルダをチェックすると、年代的にはその猫でもおかしくない。考えてみればうちの近所にいる野良猫は軒並み警戒心が強く、この距離(多分レンズは200mm)まで接近を許さない。よってこんな写真が撮れたということは、警戒心があまりない例の猫の可能性が高い。たった半年で大きく育ったんだね。

(2024.11.11)
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