鉄道模型制作報告
「旧国 阪和・片町線(III)」その2
40系中間2題

 先週のモハ72とサハ78はあれで完了したわけではないのだが、全体的に進めたい作業内容などもあるので一旦置いて別の車両に移る。今週はサハ57(上)とモハ30(下)の40系中間車コンビに手を付けた。どちらもクモハ41あるいはクハ55の側板を切り継いでニコイチして作る。サハから始めたので加工内容は先に進んでいる。なお、サハ57はサロハ改造車ではなく普通な方を選択した。改めてサロハ改造車も検討したのだが、やっぱり「面倒すぎる」の結論は変わらなかった。よっぽど暇じゃないとこんなん作る気せえへんて。

モハの車端部の窓はきっちり加工する(加工中)

 サハ57は最初から(サハ)57として製造されたが、モハ30はクモハ40を中間車化した改造車である。車端部の窓は元の窓を活かしたために少し中央に寄っている。模型では“僅か”0.5mm程度の差なので目を瞑るのもアリなのだが、今回サハで楽するのでモハはきっちりやっておこうということになった(写真下)。今週はその加工途中で時間切れ。

今回の没ネタ

 今週試してみてボツになった案があるので、供養がてら。
 モハ72 500番台は「DT17」という台車を履いている。GMからの製品化がないタイプの台車で、今まではいろいろ誤魔化してきた。最近になって思い付いたのが、GMの台車枠を薄く削って鉄コレ動力付属のDT17台車枠を張り付けるという手法。レールクラフト阿波座の阪堺モ161キットでBトレインショーティー用動力の台車枠を薄く削ってエッチングパーツを張り付ける工程があったのだが、その応用?真似?である。結果は……できなくもないけど思ったよりスマートではない、と言った感じ。阪堺モ161は貼り付ける台車枠がエッチング板を重ねたものなので薄かった。今回の鉄コレ台車枠は薄く削るにも限度がある。GM台車側も薄く削れば削るほど転がり抵抗が大きくなるという問題が発生する。結果厚みがゴツくなってよろしくない、と。
 実は武蔵模型工房さん(阪急の床下機器でお世話になってるところ)が鉄コレ台車枠を活用してトレーラー台車を作るパーツを設計している。それ使えば一発で解決しそう……今回上手く行かなかったので注文しようかな。

(2024.09.01)
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