桜島からの帰り
フィルム写真を掘り起こす その18
フェリーより桜島を望む

 鹿児島の桜島をフェリー上から撮影した一枚だ。なぜわざわざ「鹿児島」と書いたかについては、橘雪翼が関西の人間であることを思い起こしてもらおう。大阪の桜島と間違えないようにという配慮――この写真を見て間違える人はいないか。
 鉄研の合宿にOBとして参加した際の写真で、この時は単独行動。既にこの頃旅先では「鉄」より「写真」を重視していたので、被写体を求めて桜島へと渡ってみた。当時インターネットは普及していたものの、情報量としては今ほどではなかったように記憶している。事前にあれこれ調べることはせず、行ったら何かあるだろうぐらいの気持ちだった。ところがこれが大外れで、フェリーの発着所から徒歩圏内の見所は「月讀神社」のみ(*1)。レンタサイクルもあったのだが、自転車を使って一番近い見所へ行ったとしても帰りの時間にギリギリだった。諦めて周辺をウロウロしていたのだが、時間を持て余したのを覚えている。撮れた写真もあまりなく、見返していて良さそうなのはこの1枚ぐらいなもの……1枚あればまあいいか。
 撮影データーがほとんど残っていないのだが、多分いつものOM-3Tiに50mmあたりで撮ったものだろう。

*1 どうして神社の名前覚えているのかと言うと、今検索したから……ではなく、当時先輩がハマっていた漫画と“同じ名前”だったから(*2)。ちなみにこの写真の撮影年月は平成18年の9月。これは今調べたから分かったのだが、その漫画のアニメ放映から2年後のようである(記憶に時期的な矛盾はなさそう)。
*2 『月詠』だから厳密には同じではない……読みも違うようだ。ちなみに美少女系の漫画で、ちょこっと読んでみて面白いと思わなかったので詳しい内容は知らない。今ならあるいは?と思って軽くチェックしてみたけど、やっぱり好みじゃなかった。

(2024.07.17)
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