鉄道模型制作報告
「阪急3000系 3052F」その2 |
箱になりました
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旧国シリーズは箱にするまでが長いが、阪急はあっという間にここまで来る。今回はちょっと“ズル”をしているので余計に早い(*1)。
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妻面
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妻面の幌受けっぽいモールドは薄く削っておく。塗装後にこの上から幌枠パーツを取り付ける。旧国だともう一声薄くするのだが、阪急の妻面には何かの箱が付いているのでこれぐらいが限界。削って削れなくもないが、やろうとするとかなり慎重さが要求される上に工作精度が保てない。ちなみにこの箱、キットでは5100系の配置になっていて3000系とは異なる。頑張るのであれば一旦削ってプラ板で付け直すところだが、きちんとした資料がないのと面倒なので知らんぷりする。 |
いつものはめ込み窓ガラス
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前面のみ窓ガラスをはめ込み式にするので、いつも通りt0.4mmの透明板(エコーモデル製品)から削り出し。旧国の場合前面窓がハンドメイドだったりして個体差が激しく、それに合わせたサイズにするので「この窓はクモハ○○のこの部分用!」みたいなメモ書きが必要だが、阪急キットの場合はキットのモールドそのままなので不要。抜き勾配を削っているのでゼロコンマゼロ何ミリかのレベルで誤差はあるんだけど、流石にそこまで厳密にやらなくて大丈夫。ただ、運転室側と助手席側とで、はめ込み窓ガラスを削り出していて分かるレベルでの微妙な差があるような気も……。 |
3000系は全車で水切りが必要
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5100系では偶数Mc車の抵抗器部分のみで良かった水切りが、3000系では全車両側に必要。地味にこれが面倒な作業だったりする。t0.3mmプラ板を0.5mmに細切りにして車体裾に接着するのだが、真っ直ぐに付けるのが大変なのだ。 |
うっかり
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箱にした後に気付いたのだが、前面貫通扉下部に渡り板取付用の穴を開けておくのを忘れていた。φ0.3のドリルで穴を3つ開けて、それを繋げて細長くする。左側の車両の開口部の左上に少しだけ小さく凹んでいるのがお分かりいただけるだろうか。ドリルで穴を開けるときにズレてしまった。箱にする前にやっておけばこんなミスしなかったはず……。もちろんこの後、溶きパテで埋めて修正する予定だ。 |
気になったこと
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こちらは先週の段階で書くつもりで忘れていた事項。製品のプラスチックの素材にムラがあるのか、光を透かして見ると何かうねうねしたものが見える。前回の42系作ってるときも部分的に気になったのだが、今回はより激しい気がする。品質が落ちているのか、今まで気付いていなかっただけなのか。これは比較的最近のロットなのだが、手持ちの古いロットを開けたときは注意して見てみようと思う。ちなみに一番下の一番左の窓上の黒く見える部分は、方向幕を削りすぎてパテ埋めした箇所であり、製品由来のものではない。 (2024.07.14)
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