鉄道模型制作報告
「阪急3000系 3052F」その1
まあ大体のところ概ねいつも通りの作業

 長期計画も4周目に入った。阪急だけを見るとここが折り返しになる。作るのは3000系の「3052F」編成。「3064F」との違いは、
・中間先頭車が「Mo、To」化されている
・編成中の2000系車両が「T」(「3064F」では「To」)
・クーラーの搭載間隔
特に重要(?)なのがクーラーの間隔で、編成を選定する際の第一条件が「搭載間隔が狭いスイープファン付き」だった。なお、スイープファンの有無に起因する外見上の差は、私が観察した範囲では分からなかった。中身は違ってもカバーが同じで、見た目は一緒なのかもしれない。
 私がキットを組んでいる編成はいずれも「宝塚線」で、今回も宝塚線仕様で作ることになる。神戸線仕様との違いはスカートの有無だけなのだが。実は「3052F」は「3064F」と入れ替わりで神戸線へ転出しているので、同時期に宝塚線で運用されたことはなかったようだ(その際にスカートを「3052F」から「3064F」へ付け替えたらしい)。最初はもっと別の編成にしようかとも思ったのだが、5100系が「時代違いで2編成ずつ」作る予定になっている(*1)。3000系も制作する2本に何かしら関連性があった方が面白いんじゃないか?と考えて「3052F」に決定した。
 スイープファン付きの編成はいずれも中間先頭車が「Mo、To」化されていたようで、グリーンマックスの阪急エコノミーキットを作っていると余りがちな中間車が有効活用できるのがちょっとした嬉しいポイント。

*1 5100F、5136Fは原型と幕改造後、5128Fは過渡期と更新後、といった具合だ。現時点で両方完成しているのは5100Fだけ。

Mo、To改造

 前置き的な話が長くなったが、今週に関しては特に話すことがない。阪急キット恒例の「窓の抜き勾配削り」は繰り返しになるので省略(前回「5128F更新車」の時点で「3064F5100Fの制作報告を参照」という扱い)。
 今回は「Mo、To」車があるので、写真はその加工の様子。「一旦窓を埋める→窓枠の表現のためにt0.13プラ板を貼り重ねる(写真左)→開口する(同右)」という手順で、旧型国電でHゴム窓を作成するときと同じ手法である。「3064F」の制作報告を見返していて気付いたのだが、窓埋め用のパーツの存在を今回も完璧に忘れていた。多分次に作るときもすっかり忘れてプラ板で埋めることになるだろう。ちなみに8000系用のランナーに付いている小窓パーツを流用できなくもないのだが、天地方向の寸法がやや小さいのと、継ぎ目消しの難易度が高いので私は使わない。

(2024.07.07)
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