鉄道模型制作報告
「旧型国電 42系原形 第二期」その9 |
前面加工がほぼ完了
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その後エッチングパーツを取り付けて、前面加工がほぼ完了した。取り付けたエッチングパーツは、運行番号窓、ルーバー(43、58)、銘板の3種類。 |
銘板は極小パーツ
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そのうちの銘板は、私の取り扱う部品の中でも一番小さいと思われるエッチングパーツだ。取り付けは瞬間接着剤となるが、サイズが小さく保持が難しい。生乾きのゴム系接着剤が付いた爪楊枝でパーツを“拾い”、別の爪楊枝の先を使って瞬間接着剤を極少量塗った上で所定位置へ「えいっ」と押し付ける。5秒ぐらい待ってから爪楊枝を離すと、瞬間接着剤の固着力がゴム系接着剤に勝って対象への貼り付けが完了する。一発勝負な上に位置が見づらいので、少々のズレや個体差が発生するが、そこまで追求してるといつまでも完成しないので適当なところで妥協した(上の画像でも位置がバラバラで綺麗に揃ってないところもある)。
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いつもの作業
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その他、いつもの作業として前面窓ガラスをはめ込み式にするので、このタイミングでサイズを合わせて削り出しておく。窓は手作業で作成しているので個体差があり、窓ガラスもそれに合わせてあるので、どれをどこにはめ込めばいいのか分かるようにメモを書いた台紙に両面テープで貼り付けておく。使った素材もいつも通り、エコーモデルのt0.4mm塩ビ板だ。 |
屋根はモールドを削る(左→右)
裏もリブを一部削る(左→右)
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前面側面を組み合わせて「ロ」の字型にしたら、次は屋根を載せる。その前に、屋根は不要なモールドを削る。クハサハ用の屋根はステップを、クモハ用の屋根はそれに加えて配管モールドやランボードの脚も削る。クモハ用の屋根はクハ用より削る部分が多く大変なので、私としてはクハ用の下位互換品となる。クハのキットを買って来てクモハとして組んだ方が楽なのだが、そうすると床下機器を別途調達する必要がある。以前は悩ましい選択だったが、「旧型国電床下機器セット」が発売された今はクモハを買う理由がない。じゃあなぜ今回クモハ用の屋根を削っているのかというと、“以前”買ってストックしてあったクモハのキットを使っているからである。
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というわけで箱に……なったのはクハサロハのみ
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屋根を載せて、ここまで来るのに長かったがようやく車体が箱になった。と言っても、まだクハとサロハの2両のみ。写真中央がその2両で、両端に並べたモハたちは上に乗せているだけで接着はまだ。いろいろと微調整しなきゃならず、今週はここで時間切れというわけだ。 (2024.06.02)
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