鉄道模型制作報告
「旧型国電 42系原形 第二期」その5
削ってしまったリベットの再生

 手違いで削ってしまったリベットを再生する。軽く下穴を開けたところにランナー引き伸ばし線を植え込む。接着剤が固まった後にカットし、根元が少し残るようにすればそれがリベットに見えるかもしれない、という試み。最終的な仕上がりは色を塗ってみないと分からないのだが、あまり感触は良くない。上手くできたとしても手間には変わりないので、次からはうっかり削ってしまわないよう気を付けよう。

 この後、ドアの開口部にエッチングパーツを取り付けるための台座を付けた(写真撮り忘れ)。

次は前面

 側板が一段落したのでお次は前面加工だ。42系キットはリベットの表現があるせいで諸々の加工がしにくい。そこで今回も「片町線」のクモハ31制作時に思いついた手法で行く。前面のウィンドシルより下(写真右)を切り落とし、切り継ぎ加工で余る側板のシルより下(写真左)を貼り合わせる。原形42系はキットのモールドを削らないといけない部分が多いので、かなりメリットの多い工法になる。

雨樋を削る

 雨樋の形状も違うため削っておくが、シル・ヘッダーが残るようにする(写真左)。

切り継ぐ側板は……

 今回、側板が左右で高さが異なることを認識した。ウィンドシルより下の寸法が僅かに異なり(写真右側がやや長い)、それはつまり前面に切り継ぐ際にも適・不適があることを意味する。長い方を使う時は少し削らないといけないようだ。

計7枚

 接合後、運行窓や幌枠取り付け用の穴を埋めるなどして今週はタイムリミット。あ、最初に書こうと思って忘れていたが、今週も日曜日に予定が入っているのだ。
 この後は貫通扉(エッチングパーツに置き換え)用に開口し、併せて額縁表現も行う。運行窓と幌枠用の穴はまだ埋めただけなのでヤスリで均し、運行窓は二桁表示のエッチングパーツを取り付ける他、43形と58形用には運転室窓上に通風孔パーツを付ける。また、Hゴム表現になっている窓枠を木枠に戻さないといけない。なお、キットには木枠窓の前面もあるが、配管表現があって削るのが面倒なので敢えてHゴム表現の方を使った。来週中にできればいいのだが、ちょっと厳しいかな……。

(2024.05.04)
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