「ふもコレ×Anmi アクリルマグネットフレーム」買ってみた
「ふもコレ×Anmi アクリルマグネットフレーム」というアイテム

 「ふもっふのおみせ」という全く聞き慣れない名前の通販サイトがある。先日イラストレーターAnmi(*1)とのコラボグッズが発売されたので、そのうちの「アクリルマグネットフレーム」4種を買ってみた。
 ちなみに「ふもっふのおみせ」という名前でどんな商品を扱っているか想像できるだろうか? 私はできなかった。主にゲーミングデバイスを取り扱っているらしい。「ふもっふ」という語感から柔らかい――そう、「もふもふ」感を連想したのだが、(ゲーミング)マウスとか(ゲーミング)キーボード主体のラインナップだった。

*1 橘雪翼内神絵師ランキング1位のイラストレーター

コスパ的にはわろし

 なぜAnmi先生とコラボしようと思ったのかは分からないが、ファン的にはグッズが出るので要チェック。基本的にコストパフォーマンスに勝るタペストリーが発売されるのがベストで、次点でアクリルスタンド、クリアファイルあたりか。さてこの商品は「アクリルマグネットフレーム」。アクリル板がプラスチックのフレームで覆われている。フレームには磁石が仕込まれているので、例えばPC本体の側面などに貼り付けることができる。スタンドも付いているためこのように立てて飾ることも可能だ。ただのアクリルスタンドと比べておしゃれな感じはする……のだが、サイズが結構小さい。比較のためにねんどろいどのエイヤフィヤトラ(*2)と並べてみた。小さいのをたくさん並べたい向きにはありなのだろうけど、私は特に気に入ったものをでっかく飾りたい派なので。このサイズで1つ1500円もするのもイマイチ感が漂う。仮に「小さいのをたくさん並べる」方針で全6種買うと、送料と合わせてほぼ1万円になる。フレームや加工でコストが掛かっているものと思われるが、私には微妙だった。

*2 同じAnmiキャラクターである。

今までのアクリルスタンドとの違いは……

 今までに買ったことのあるアクリルスタンドと大きく違う部分もある。私が現在所有しているものは印刷面の透過率が低く、基本的に向こう側が見えることはない。この商品もキャラクターの部分はそうなっているが、周囲の背景に相当する場所は透けるようになっている。飾り方次第で立体感も出てくるだろうし、先ほど書いたおしゃれ感とも関係しているだろう。所有者のセンスでいろいろと化ける可能性は秘めているが……いかんせんサイズが小さめなのがどうなのかなあ。あと、実物を手に取ってみると分かったのが、「ふもコレ」ロゴとコピーライト表記が絵柄と光の当たり具合では意外と主張してくること。鑑賞という意味では完全に邪魔なので、もうちょっと目立たないように……シンプルに小さめの印刷にできなかったのかなあ。
 注文した時点で過度の期待は寄せていなかった。意外と良かったところ、想定していなかったところ、そして思った通りだったところ、いろいろミックスされて複雑な気分になる一品だった。

(2024.04.24)
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