2023年8月に読んだ漫画

タイトル巻数評価
< 新刊 >
  ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王  ☆☆★
  怪獣8号 10  ☆☆
  ザ・ファブル The second contact  ☆☆
  ここは俺に任せて先に行けと言ってから
  10年がたったら伝説になっていた。
12  ☆☆☆
  デキる猫は今日も憂鬱  ☆☆☆
< 既刊 >
  転生したらスライムだった件 14  ☆☆☆
  こちら葛飾区亀有公園前派出所 67  ☆☆
  こちら葛飾区亀有公園前派出所 68  ☆☆
  ROOKIES 13  ☆☆
  ROOKIES 14/完  ☆☆
  ノー・ガンズ・ライフ 12  ☆☆
  ノー・ガンズ・ライフ 13/完  ☆☆
  Infini-T Force 未来の描線  ☆☆☆
  ULTRAMAN  ☆☆
  東島丹三郎は仮面ライダーになりたい  ☆☆☆
  新米オッサン冒険者、最強パーティに
  死ぬほど鍛えられて無敵になる。
 ☆☆★
  違国日記  ☆☆★
< 既刊 8月例のキャンペーンで買ってみた第一巻>
  東島丹三郎は仮面ライダーになりたい  ☆☆★
  トリリオンゲーム  ☆☆☆
  Re:ゼロから始める異世界生活 第四章 聖域と強欲の魔女  ☆☆★
  剣鬼恋歌 Re:ゼロから始める異世界生活†真銘譚  ☆☆★
  SWEET DEAL  ☆☆★
< 番外編 >
  婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む
  〜美味しいものを食べさせておしゃれをさせて、世界一幸せな少女にプロデュース!〜SS集
 ☆☆★
  デキる猫は今日も憂鬱 公式コミックガイド 超・諭吉LOVE  ☆☆

 

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王】
 いよいよ魔王城へ突入する。ハドラーはやっぱりビビり気味。ということもあって、まずはガンガディア対マトリフ。ガンガディアはドラゴラムを唱え竜になって戦うが、最後は敗れて死に際にドラゴラムの魔導書をマトリフに手渡す。マトリフは「こんな呪文俺の体力で使えるかよ」と言うが、ガンガディアは「なら勇者にでも渡したまえ」と。勇者だってこんなの使う機会ねーよ――と、先日『ダイの大冒険』本編を読み返していなかったら言っていなかったかもしれない。読み返して分かったのだが、今回を含めきちんと本編を踏まえた描写が多く好感が持てる。
 すべては勇者のために、ということで一行はいかにアバンを無傷に近い形でハドラーの元へ送り届けるかに腐心する。この辺りはゲームと違うな――『ドラゴンクエスト』シリーズはやったことがないので確かなことは言えないが。そういや私がやったことのあるRPGはいずれも「勇者」という肩書は存在しない。強いて挙げるなら、賢者(けんじゃ)の魔法をラスボス戦まで温存した『FINAL FANTASY III』が近いかな。

【怪獣8号】
 ネットでちらっと見たのによると「キコルが『エヴァ』のアスカみたい」だったのだが、どっちかというと私はミナの武装がポジトロンライフル(初号機がラミエルを撃破した際の長距離砲)みたいだなって思った。そこがあってのキコルの描写で余計に「『エヴァ』のパクり」感が強くなるのかも。

【ザ・ファブル The second contact】
 相変わらず画面がくらーい。っていうか小競り合いっぽいので長引かせすぎ。

【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。】
 相変わらずアルラウネがコミック版オリジナルキャラクターとは思えないぐらい物語の根幹に関わってる。多分だけどアルラウネ入れることで“歪んで”しまうところを上手く修正しているんだろうなあ。
 ラックが超強い理由は……神祖の血族だったりするのだろうか? だとすれば序盤で昏き神々の加護とか言うので動けなくなった理由は何? 読み返すとラックだけがより強い影響を受けてたみたいだけど……。あと、「神祖」と言えば『D』を思い出すが(*1)、吸血鬼の定番の設定になるのかな?
 漫画担当の阿倍野ちゃこ、やりたい放題やってることを自供(笑) 大賢者ラック様が婦女子と一つ屋根の下で暮らすような不埒な真似をするわけない!ということであの男爵の家の物見塔がデザインされたんだとか。「強火担」とか初めて聞く単語……勉強になるね! ちなみに本作の制作は「原作、ネーム構成、作画」と3人いるのだが、ネーム構成は天王寺きつね。「天王寺」に「阿倍野」と来れば何かしら関連性があるに違いない、と思って調べたら大正解で、阿倍野は天王寺のアシスタントだったようだ。ちなみに天王寺きつねは昔から知っていて、高校時代に友人がファンだったのを覚えている。今調べた中では『ヱデンズボゥイ』というタイトルに見覚えがあり、連載時期を見てもドンピシャ。私も読んでみた……んだっけな? 話は全然覚えてないが、覚えてないってことは好みではなかったってこと。

 ――この漫画家は好みに合わんと言ってから20年がたったら別の作品を読んでいた。

>朝食のパンの数を訊かれたセルリス
手で「4」と意志表示するが、朝から食欲あって元気ですなー(パンの大きさにもよるが)。読み返すと物語最序盤では「3つ」って言ってるシーンがあったから、運動量が増えて食欲もアップしたのかな。ちなみに私は朝に極めて弱く、朝食は食べるものの量は少ない。

*1 “D”と言えば吸血鬼ハンターだよ! 頭文字でも十字架でもないよ!

【デキる猫は今日も憂鬱】
 母親とのわだかまりが解消する回。一方で微妙に居場所がなくなった父親だが、流石は諭吉、そちらのケアも万全。
 描き下ろし漫画の冒頭でウケた。ダイちゃんの本名は「プリンス・オブ・タナカ・シャイニーダイヤモンド」と無駄に長く、覚えづらい。猫なら尚のことで、「名前はまだ(覚えて)無い」。覚えなくていいと思うよ(笑)

【転生したらスライムだった件】
 リムル、魔王へと進化する。リムルは事前にベニマルに指令を出す。魔王化に伴い理性のない化け物になっていた場合は殺してくれ、と。ベニマルはボヤキながら渋々承諾する。理性があるかないかを判断するために合言葉を決めるが……これは次巻のお楽しみ。ベニマルがシオンを見て少し笑う描写があるので、「シオンの飯は」「ゲキマズ」あたりではないかと――いつもの外れる予想だが、純粋な予想でもない。私は以前、この漫画をアプリで緩めに読んでて、このあたりも一度は目を通しているはず(ミリムが何故ユーラザニアに攻め込んだかは覚えている)。従って記憶のどこかに残っているものを自分の予想と思い込んでいる可能性がある。
 天幕の中で怯えて震えているだけのファルムス国王と大司教レイヒム。どう見ても情けないだけのおっさん2人だけど、ラーゼンとフォルゲンはそんな2人を逃がそうと最後あるいは最期まで忠誠心を見せる。ここだけ見るとそう悪いやつに見えなくもないんだけど、忠誠の先がこれだからねえ。あと、ブチ切れリムルが相手でも自分が生き延びるのはもちろん、非戦闘員の2人ぐらい逃がすのはそう難しくないと考えていたのもありそう? にしても、強力なスキルを得る異世界人は我儘で性格悪いということになっているが、フォルゲンはそんな風に見えないのだが? こっちに来てラーゼンに鼻っ面折られて矯正されたとか、実は「統率者」自体はそんなに強くないが上手く使いこなしてのし上がってきたとかかな?

【こちら葛飾区亀有公園前派出所】
 麻里愛って下の名前じゃなくこれでフルネームだったのか……! 「マリア」が愛称だったとは全然知らなかった……。その2つ手前のパチンコ玉1つで大勝ちする話はよく覚えているので、この頃本誌を読んでいた可能性は高い。まさかここまで華麗に『こち亀』をスルーしていたとは。にしても麻里愛に関しては「そうはならんやろ」。コーチのために“女になる”決意をしたんだったら、コーチが外国行ったぐらいで諦めんなよ。飛行機乗って追い掛けろよ。コーチ業で行くぐらいの場所だから渡航が難しい地域とかではないだろ。あと見た目が似てるからって両津へ行くか? きちんと中身も見ろ。岩鉄コーチと性根が全然違うぞ。今だったら“るっきずむ”って批判されてもおかしくない(?)。最後に、女性らしくなるために筋肉落としたら力が衰えるはず……何で強いままなんだよ!

【ROOKIES】
 相変わらず展開予想が当たらないね。目黒川の存在忘れてたし。というわけで、大会はやや中途半端なところで敗退。そして翌年――エピローグっぽい話で締められる。
 最後まで喧嘩が原因でーという要素引きずったのがちょっと残念。

【ノー・ガンズ・ライフ】
 結局最後までごちゃごちゃした印象だけしか残らなかった。登場人物、特にベリューレン関連の顔と名前がイマイチ覚えきれなかったのがダメだった理由かもしれない。キャラ、設定、描写、いずれも入り組み過ぎていて、最低でもどれか2つはもうちょっと整理しておいて欲しかったかなあ。

【Infini-T Force 未来の描線】
 ぶっちゃけ中盤辺りから徐々に期待外れ感が出て来ていたのだが、クライマックスを直前にして盛り上がってきた! にしても考えてみればすげえストーリーだな。実は主人公はもう死んでいて、父親も黒幕に取って変わられている。そういや母親ってどうなってたんだっけ?
 9巻最後の二択は王道というか先が読める展開。筆を取るか剣を取るかで、エミは筆を選んだはずなのにいざ実際握ってみると剣のほうだった。Zがエミに催眠術のようなものを掛けていたか、あるいは選ぶ瞬間にZが入れ替えたか。

【ULTRAMAN】
 去年の暮れに読んでみた「ヒーローズ」の中でも期待の星だったのに、早々に下降線を辿り「買った分は勿体ないから読んでおく」レベルにまで転落してしまった。従って今月分を以て「ラスト」となる。どこが悪かったんだろう……と分析したいところだが、読み返す気力すら湧いてこない。キャラが弱い? 画が弱い? それとも元々の『ウルトラマン』を全然観てない私が読んだのがそもそもの間違いなのか? 

【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】
 全く予想してなかった展開2連発。
 まずは東島丹三郎の弟登場……ってまだ子どもじゃん! 何歳差だよ! お父さん何やってんだよ! 弟の名前は「夢三郎」……うーん、何故に「三」? 丹三郎は三男とかではなかったのか? と思ったら父親の名前が権三郎。どうやら自分の名前から一文字取って「三」って付けているようだ。一応納得。丹三郎は夢三郎を連れ帰るが、一葉や中尾を含めたやりとりが面白い。その後夢三郎がゲーム配信する様子を見て理解不能に陥る大人連中。一葉と中尾に至っては途中で寝てしまう。新しいものに付いていけなくなったらオッサンだぞ! 私もゲーム配信なんて全く分かんないオッサンだぞ!
 そして怪人側、蜘蛛男の私生活?の話になる。いや、これもこう来るとは予想してなかった。瀬田セナ……のヒモではないし、恋人でもない……? でも蜘蛛男はセナの恋人に合わせて髪の色変えたみたいだしな……(過去回想の最初、髪の色が今と違うの気付かなかった)。で、行方不明だったセナの恋人八極八郎が突如帰ってくる。コイツ……見たことがある! 10巻の表紙の男だ! いかなる人物かは次の巻に持ち越し。表紙になるってことは一般人ってことはないよな? 行方不明だった理由もきっとそれだよな? ここまでの表紙陣容を見ると、「ライダー等になりきる人」「戦闘員」「怪人」の3つ。このどれかになるのか、それとも新たなるカテゴリーが登場するのか。
 ところで、登場人物のうち男性キャラの共通点に気付いた。名前に数字が入る。主人公「丹三郎」に始まり、初登場の「権三郎」と「夢三郎」。島村兄弟は「一葉」「三葉」。ショッカーになったヤクザは中尾「八郎」。そしてこちらも今回初登場の「八極八郎」……あれ? 「八郎」被ってるけど大丈夫か? 何かの伏線か?
 一覧に1巻も出ているが、これについて説明しておこう。試し読みで1巻が丸ごと読めた作品については2巻から購入したりする。2巻以降順調にハマったら1巻を買い直すのだが、地味にこれがレアケース(*2)だったりする。『東島丹三郎』はそのレアケースに当てはまり、ここまで楽しく読んで来たので1巻をきちんと買ったというわけだ。ちなみに「ヒーローズ祭」の半額で買ったから「きちんと」かどうかは微妙なとこだぞ(偉そうに言うな)。ちなみに去年終わり頃の「1巻読んでみたヒーローズコミックスの中から2巻を買ってみる漫画」の中に『東島丹三郎』は入っていなかった。年が明けてから実際に買う段階になって滑り込んできた――というわけで、改めて紹介がてら1巻について少々書いておこう。
 東島丹三郎40歳。仮面ライダーになりたくて山籠もりして体を鍛えていた――という、最初読んだときはまたぶっ飛んだ漫画があったものだと思った(実際にはもっとぶっ飛んだ漫画が同じヒーローズで同じ時期に1巻試し読みした中にあったのだが)。この作品の中でフィクションとして『仮面ライダー』シリーズが存在する。その一方でショッカーは実在し、怪人や戦闘員が出て来る。絶妙の舞台設定……と言いたいところだが、正直最初は訳分からんかった(笑) こういうの思い付けるのはすげーよ。

*2 過去に講談社は期限のない無料版1巻(多いと3巻まで)を配っていた時期があり、その場合買い直さない(そもそもシステム上買い直せない?)ので余計に例が少なくなる。

【新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。】
>何でたまに耳を使わなくなるんですの!?
修行でへとへとになり「もうムリ」と根を上げるアンジェリカを無視して爽やかに(?)「じゃあ今から昼休憩、1時間後にな!」と言うリックへの抗議。「話聞いて!」とかじゃなく「耳を使わない」という独特な表現が好き。

>貴方以外の人間は1回で固定
人が人生において死ねる回数のお話。先述の通りリックは修行中何度も命を落としているが、その度ブロンストンの蘇生魔法により生き返らせられている。その話を聞いたアンジェリカの突っ込みというか悲鳴なのだが、リックが特別というよりブロンストンが特別な気がする。

>人気投票
なんで主人公が8位なの!? 1位は無理でもせーめて5位以内に入ろうよ! っていうか投票いつやったのか知らないけど、この段階でアンジェリカが1位になるってのもよく分かんない。この巻終わった後ならまだ分かるんだが……。ところで、2位のキャラって誰だっけ? ネット特有の悪乗りだったようなんだけど、この作品そういうターゲットにされるぐらい有名だったの!?

【違国日記】
 弁護士塔野はフィクションを全く読んだり見たりすることがないようだ。という話が発展し、槙生は「違う国」という表現を使う。この表現がタイトルの「違国」に関係してくるのだろうか。その少し手前の「物語を必要としない人」も引っかかる。私は漫画やゲームが大好きだが、単に「好き」なだけで「必要としている」とはまた違うような。もしそれらがなかったらどう感じるだろうか。空しい? 楽しみが減る? 今となってはあるのが当たり前だからなくなってしまうと一大事だが、もし最初からなかったら? と考えているうちに気が付いた。フィクションは何も小説や漫画、ドラマやアニメ、ゲームだけではない。ぬいぐるみも一種のフィクションと言えないだろうか(*3)。だとすれば私は「物語を必要とする人」のようだ。

>無水鍋の戦闘力は53万
しっかり覚えましたこうだいせんせい!! いやマジで完全一人暮らしになったら役立ちそうだから覚えておこうっと。

*3 ぬいぐるみ以外にもドールや二次元の嫁が該当しますね!

【トリリオンゲーム】
 原作は『Dr.STONE』の稲垣理一郎、漫画担当は池上遼一。稲垣理一郎の名前に惹かれたわけではない。池上遼一は劇画タッチの大御所で、名前はもちろん知っていたが単行本を買うのはもちろん、作品をきちんと読むのは今回が初となる。
 主人公はガクとハルの2人組。ガクはコンピューターが得意な……どちらかというと内向的な性格。対照的なハルは、中学生時代の出来事を機にガクを唯一無二の親友と位置付ける。物語の本編は大学4年生、就職活動からスタートする。どこを受けても落ちてしまうガクとあらゆる会社から内定を勝ち取ったハル。しかしハルは「ガクと一緒じゃなきゃな」と全てを蹴って、ガクと2人で起業する。前途多難に見えるスタートだがハルには迷いはなく、ガクは振り回されながらも「世界で最も成功した人物」への第一歩を踏み出す。頭脳派のガクと肉体派のハル……と見せかけてハルの方もきちんと考えがあって動くタイプ。ガクが垂直思考型でハルが水平思考型。凸凹コンビが大金持ちを目指して、とそんな漫画。
 試し読みで少し読んで「とりあえず1巻」買ってみることにしたのだが、実は試し読みで1巻分丸々読んでいたという……これならいつもよくやってる、「1巻は試し読み版で読んだから差し当たって2巻から買う」にすればよかったかも?

【Re:ゼロから始める異世界生活 第四章 聖域と強欲の魔女】
 『Re:ゼロ』コミカライズは主にコミック担当の人の絵が理由で買う気が起きなかったのだが、『第四章』ともう1つは気になったので買ってみることにした。
 ストーリーについては既に知っているので特に話すことなし。漫画としては読みやすくて没入感もあるので十分合格点。絵柄も小説挿絵のイメージを損なわない……もっと挿絵寄りかと思ったけど思ったほどではなかった。漫画としてはこれぐらいの方がいいのかも。というわけで続き買います。

【剣鬼恋歌 Re:ゼロから始める異世界生活†真銘譚】
 もう一つ『Re:ゼロ』のコミカライズで読んでみてもいいかなと思ったのがコチラ。小説版では『Ex』で刊行されたお話だ。にしてもまさか侃侃諤諤でダガー(†)を打ち込む日が来るとは夢にも思わなかったぞ(笑) いや今、「侃侃諤諤で」って書いたけど他でもこの文字使ったことないからね!?(笑)
 こちらもストーリーに付いては既知のものだが、思ったより内容覚えてなかった。思い出しながら読むのは楽しめそう。

【SWEET DEAL】
 不動産が題材の作品。以前『正直不動産』ってのがあったけど、結局あれは途中で読むのを辞めた。さて今回は?
 主人公は……これどっちになるんだろう。解釈が若干分かれそうだけど、こういう時橘雪翼はちょっと冴えない新入社員江波和樹の方を推す。この漫画は江波が上司の相田光央(あいだ・みつお)の下で不動産業を学びながら、困っている人たちに救いの手を差し伸べる、と言う感じで進んで行く。
 江波の“彼女”のキャラデザが酷い。頭に金網載せて厚身の肉?を焼いているってどういうセンスしてんのよ――ああ、彼女と言っても“二次元の嫁”なんだけどね。親近感湧くわー(棒読み)(*4) その「厚身ニク」はバーチャルアイドルという設定で、部分的に初音ミクっぽいところもある。しかし何故焼肉キャラにした。
 紅葉……と書いて「いろは」。本作のヒロイン的ポジションになるかと思われる。相田とのファーストコンタクトの話を江波にするが、最後で物語をでっちあげる。なぜ『北斗の拳』風? 今の20歳は知らないんじゃないか? 知ってても全然おかしくないが。巻末のおまけに“答え”が書いてあって、漫画担当の鍋谷咲花が原哲夫の元チーフアシスタントだったらしい。帯にも原哲夫の応援メッセージが出ている。ところでそのおまけのところにある「○魂」って『銀魂』でいいのかな? 『銀魂』は1巻しか読んだことないので全然分かんなーい。あ、もしかして「にゃん魂」の方か?(*5)

*4 橘雪翼は初対面の人に「これ、うちの嫁です」って二次元美少女画像見せたりしないのでぜんぜんしんきんかんわきませんそもそも1人のキャラに一途なタイプじゃないし(早口)。
*5 正確には『雀魂』。リリース直後には「ぽんにゃ」と呼ばれていたこともある麻雀ゲーム。橘雪翼はインストールしたものの半荘一回しかプレイしていない。一姫のグッズが出たら買う可能性がある???

【婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む
 〜美味しいものを食べさせておしゃれをさせて、世界一幸せな少女にプロデュース!〜SS集 】
 「SS」とはショートストーリーのことで、要は短編集。好評だった短編を描き下ろしで漫画化したとのことで、漫画部分の評価を番外編扱いで載せておいた。
 「紳士らしさ」でゴウセツと張り合うアレン。シャーロットが答えに窮するところを見て、「ゴウセツと同程度なのか?」と狼狽えるアレンだが、違うぞそれは。恋人補正込みで同程度だから純粋な勝負だったら完全に負けているぞ。ってかお前のいいとこは「紳士らしさ」ではないからな?

【デキる猫は今日も憂鬱 公式コミックガイド 超・諭吉LOVE】
 こちらも書籍自体は漫画ではないものの、描き下ろし漫画があったので番外編扱いで。
 以前あった話の特別編とでも言うべきもので、劇中劇?のUMYU-Seaのお話。従って特に諭吉にも幸来にも取り立ててこれというシーンはなく、読んでも読まなくても……という内容だった。

―――――
 今月分で既刊の『ROOKIES』と『ノー・ガンズ・ライフ』の2つが完結。ぶっちゃけてしまうがDLsiteの漫画は読みにくく、まだ『こち亀』が残っているもののひと月あたり4冊“負担”が減ると思うと解放された気分になる。あと、『ULTRAMAN』の買ってある分を全て消化し、ここで終了とする。例のキャンペーンで買ったご新規様は4つ。全て続きを買った、もしくは買う予定だ。ちなみに、9月以降割り当てで合計4作品買ってあり、今月で5冊抜けるが、来月以降は1冊増えて既刊13冊態勢となる(単純計算では数が合わないが、ちょっとだけ冊数調整してある)。
 新刊の発売が月の頭に集中していて、尚且つキャンペーンで新たに買ってみた漫画は続きを買うかどうかの判断のためにすぐ読んだ。この辺りで読むペースが完全に狂ってしまい、今月分の既刊もついつい早めに読んでしまって……結果月の後半が若干暇に(苦笑) まあ模型作るのに集中しろって話なんだけどね(笑)

(2023.08.31)
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