鉄道模型制作報告
「旧型国電 東海道山陽緩行線(II)」その4 |
写真の撮り方へたー
|
屋根を接着し、ランボードの取り付け。旧国の多くはランボードは別パーツになるのだが、全金車などは屋根と一体化している。模型ではランボードのパーツが別になっているので、接着後隙間をパテ埋めするなどして何とかする。写真左は接着しただけなのだが……うーん写真写りが悪いなあ。もっとライティングを工夫して分かりやすくすれば良かったのだが、そんな手間暇かけてる時間をやすり掛けに充てたかったので。右はパテで埋める前に一旦削り込んだところ。 |
パテを塗り込んで、紙やすりで均す
|
1枚目の写真と縦横が変わっているがご容赦を。ラッカーパテを塗り込んで(写真上)、十分な乾燥時間をおいてから紙やすりで均す(写真下)。一発では決まらないこともあるので、気になるところは気の済むまで繰り返す。 |
隙間が空いた
|
今回ちょっと屋根と車体に隙間が空いた車両があるのだが、その空き方がちょっと不穏。車体が斜めになってしまったようだ。隙間はやはりパテで埋めるのだが、ちょっと大きく開いていたので先にプラ板を噛ませてからの作業とした。 |
クロハ69改クハ55を作る
|
その2で「クロハ69?」としていた車両は、その後の検討の結果クハ55となった。どうやらクロハ69は割と早い段階でクハ55に格下げ改造されたようである。69は69で別に作る機会があるので、今回はクハ55に改造された姿とする。模型はGMのクハ68を加工して組み立てる。過去に何度か話はしているが「鉄道模型制作報告」としては初めてなので改めて書いておくと、GMのクモハ51、クハ68キットは何故か窓周りの肉厚抜きがされておらず、窓枠が他車と比べて分厚くなっている。ここを何とかしたくて、私はまず最初に裏側から窓の周囲を削り込んで肉厚を薄くする。手順としては窓の上下をタガネで彫り、そこをガイドにヤスリでひたすら削り込む。 |
削りカスが凄まじい
|
削るのは厚さにして0.2mm程度なのだが、車体全長に渡ることもあって結構疲れる作業である。ここで使うヤスリは180番というおおよそ普通ならばプラモデルの類にはちょっと荒すぎる番手のもの。削り後は3Dプリンターの積層痕のような状態になる。しかし車体内側なので目立たず、かつこれより細かいヤスリでは手指の疲労が増すだけ。疲れるのはもう一つ理由があって、削りカスが大量に発生するので、これが意外とストレスになるのだ。模型を作っていると削りカスなんてしょっちゅう出るわけだけど、一度にこれだけってのもなかなかない。 |
違いはこのぐらい
|
で、頑張って削った結果がコレ(左)である。右と大差がないように見えて、一応薄くはなっている。ま、精神衛生上ってやつだ。 |
窓割の変更は手抜きコースで
|
クロハ69とクハ68で大きく異なるのは「ロ」の部分の窓配置。クハ68で「700、800×4、700」がクロハ69では「700×2×3」になる。ドア間も異なるのだが、その差たったの10ミリ。模型で10ミリではなくて実車で10ミリ。あまりにも小さすぎるのでこの部分は無視してキットそのままにする。さらに両端の700ミリ窓の位置もクハとクロハで微妙に異なっているのだが、これまた無視することにした。さらに、3ユニットある「700×2」の窓の間隔も均等ではないのだが、あまりはっきりした差ではないので割り切ることにした。そうすることで「800×4」の窓を狭めるだけで良くなり、大幅な省力化が見込めるのだ。
|
遺失物発見!
|
先々週に失くしていたといったクモハ73の乗務員扉パーツだが、他の物を落として拾うときに偶然発見した。嬉しい! (2023.06.25)
|
〈 TOP PAGE 〉 | 〈 侃侃諤諤 〉 | 〈 橘発の夜行鈍行 〉 |