鉄道模型制作報告
「旧型国電 片町線 第二期」その9
一番の問題点のキャンバス押さえ

 クハ79 300番台を作るにあたっての一番のポイントになるのが前面のキャンバス押さえ。過去に何度か作業したことはあるものの、あまり納得の行く仕上がりが得られていない。そして前面はおそらく初めて……今までは中間連結面だったから「まあいっか」だったのだが、今回はそうはいかない。というわけでいつもより気合を入れて頑張ってみたのだが、これまで「60点」だった仕上がりが「65点」ぐらいにアップした程度? 何かいい方法を考えないと今後前面キャンバス押さえの車両が作れない。
 この後雨樋を取り付ける(写真撮り忘れ)。先に手すり付けたのは悪手で、作業がやりにくかった。次回作からはやっぱり最終盤に取り付けよう。

ちなみにの作業途中図

 前面の作業途中写真を撮るのを忘れたので、連結面側で。車体内側の凹形状だけまず先に切り抜いて整形してから、妻面に張り付ける。外側は屋根カーブに合わせて削ればRが自然と出る。ちなみに連結面側は妙に太いキャンバス押さえになってしまった。

屋根に各種穴開け

 いまいちスッキリしないキャンバス押さえにテンションが下がるが、ここで立ち止まっていてもしょうがないので次へ移る。屋根にパンタやベンチレーター、ヘッドライト、屋上ステップなどを取り付ける穴を開ける。パンタグラフは今回3両ともPS13で、カトー製品を使う。ベンチレーターはトミックス(最近お店で在庫を見ない……手持ちはまだまだあるが、そろそろ再生産してくれませんかね)、ヘッドライトはカトー、屋上ステップはタヴァサといったいつもの陣容。

パンタ周り配管の検討

 そしてパンタグラフ周りの配管をするのだが、とりあえず下書きとしてシャーペンで線を引いてみる。上から撮った資料写真は見つからないので、雰囲気で決めていく。線を引いた後パーツを仮置きしてみてバランスや干渉の確認。多分微妙に調整すると思う。

自作ランボード

 クモハ32001とクモハ411127用のランボード。前者が2本足、後者が3本足タイプとなる。前者は足の幅が前後で違っているようにも見えたのだが、はっきりとは分からなかったので無難にオーソドックスなタイプとして制作した。

先週の忘れ物

 先週写真を撮るのを忘れていたが、箱にする前に前面用のはめ込み窓ガラスを作っておく。どれがどのパーツか分からなくなるので、メモ書きした厚紙に両面テープで留めておくのは 橘雪翼流のいつもの工程である。

 配管作業まで来ると完成まであと一息という感じがする。まあまだいろいろと面倒な作業が残っているのだけれど。

(2023.04.02)
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