新PC完成!
新しいパソコンが完成した。いろいろあったが、ほぼ前の環境が戻ってきたというわけでとりあえず侃侃諤諤の更新をしてみようということになった(笑)
まずはスペックから。
・CPU Core i7-12700
・RAM DDR5 32GB
・SSD 1TB
・グラフィックボード なし
・OS Windows11 HOME
といった感じ。去年インテルとAMDで迷っていたが、途中で完全にインテル寄りに。多少高くついても長く使えば元は取れるし、何ならむしろコスパは良くなる。今回あれこれ移行作業をしていても思った。パソコン新しくするのって地味に面倒な作業が多い。ところで、i7-12700の動作クロックは2.1GHz。前のi7-4770が確か3.4GHzだったから、数字だけを見れば遅くなっている。某啓介君風に言うと「それじゃデチューンじゃねえか、遅くしてどーすんだよ」となるが、峠攻めるのもパソコンの世界も数字だけで語れない何かがあるんだろう。
詳しくは知らんけどな!
低いクロックがTDPに影響しているのか、65Wと4770の84Wからこちらも低くなった。今回CPUを選ぶにあたって重視したのがTDPだったので、自然と選択肢は狭まった。なので動作クロックには目を瞑ることにした。これで性能は大幅アップしているというのだから文句はない。
かかった費用は約12万円。去年の段階では、AMDなら12万円、インテルなら15万円という概算を出していた。これはどちらかというと余裕を持った見積りで「これは絶対に越えないぞ」という確固たる意志があったようななかったようなのだが、結果的に大幅に安くなったことになる。元々きちんとパーツ代を足していったら14万円を切っていたので、実際に安くなったのは2万円弱。どこで安くなったのかというと、やはりCPUの値下がりが大きい。その他マザーボードもメモリーもSSDも電源もほぼ全て少しずつ安いものを見つけて来た。前パソコンとの比較では2万円程度アップしていて、しかも前の時は今回買っていないブルーレイドライブも買っている。そう考えると大幅な値上がりなのだが、前パソコンは予算内に収めるためにメモリーを8GBでスタートしているし(後に16GB増設)、今回はCPUクーラーを最初から別売りのものにしている。なのでまあ、ちょっと上がったかな、ぐらいなものかな。
前回同様、古いケースに前のマシンを移設し、新しいケース――新しいと言っても10年選手だが――に新しいマシンを詰め込んだ。そこで気付いたのだが、別売りのCPUクーラーはかなりでかい。マザーボードを固定して、そこからCPUの電源ケーブルを差そうとすると狭くてかなり難しかった。これは前マシンの移設の際、新マシンを組む時両方で感じた。次からはCPUクーラーは最後に付けようと思う――次は計画通りならまたしても9年後なのできっと忘れていることだろう。
電源スイッチを入れると、画面が……表示されなかった。これにはかなり焦らされた。結論から言うと初歩的なミス。前環境の都合とHDMIケーブル長の問題で、間にHDMIセレクターが挟まっているのだが……と書けば分かる通り、セレクターが正しい入力端子を選んでいなかっただけ。BIOS画面が出たのを確認して、ウィンドウズのインストールメディアをUSBポートに差し込み再起動。元嫁のPCを組んだ時にも体感したのだが、USBフラッシュメモリーからのインストールは超速だった。光学メディアの時代には30分40分ぐらい平気でかかっていたような気がするのだが、今回はインストールだけなら10分もかからなかったぐらい。M.2接続のSSDもスピードに寄与しているだろう。セットアップでちょっと時間は食ったものの、あっという間に終わってしまった。
HDDは前マシンからそのまま付け替え。その前に各種データーを前マシンのSSD(SATA接続の時代)からコピーしてきたのだが、その時の新マシンの静かなこと。前マシンのテーマは「清音化」で電源がファンレスだったり、後から付けたグラフィックボードもファンレスだったりといろいろ頑張ったのだが、新マシンはそれを上回る静粛性。ウキウキしていたのだが、前マシンからのデーターの吸い上げが終わって、HDDを取り付けて、本体に蓋をして机の上においてメインスイッチをオンにすると……懐かしいパソコン起動中の音が聞こえてきた。
HDD、お前だったのか。
さて、グラフィックボードは取り付けていない。後で付ける予定はあるのだが、もしかすると付けないままになるかもしれない。よってワット数を余裕を持たせた電源ユニットを選択しているので“オイシイ”使い方が出来ていないのだが、「PLATINUM」を選んだので「GOLD」以上の電源効率にはなっているかな、と。ちなみに最後の最後メモリーをDDR4にして安く上げることも考えたのだが、DDR4とDDR5の差はグラボなしの時に大きくなるようで、最終的にDDR5を選んだ理由にもなっている。最初から32GB積んだのも内蔵GPUに本体メモリーを取られることを考慮しての選択だ。今後グラボを載せてもよし、載せなくてもよし、そういう両睨みの構成になっている。
反省点。CPUクーラーの大きさをあまり気にしていなかったので、かなりぎりぎりだった。あと5mmでも大きかったら本体ケースの蓋が閉まらないところだった。ディープクールというメーカーのAK400というモデルを取り付けたのだが、さらに上のAK500にすることも考えていて、そちらだと完全アウト。AK500はオーバースペックすぎるかなというところと、LEDで光るというのがマイナスポイント、あと買おうとしていたお店に在庫がなかった(取り寄せ)のが幸いした。ちなみに前PCに付けていたクーラーと比較すると2cmも大きいらしい。しかしうちのPCケース、結構大きめだと思っていたのだけれど、売られているCPUクーラーの大きさを見るともっともっとでかいケースが存在するということなんだね?
もう一つ反省点。今までディスプレイをどの端子で接続していたか認識していなかった。てっきりHDMIとDisprayPortだと思っていたのだが、HDMIとDVIだった。今回のマザーボードにはHDMIとDisprayPortしか付いておらず、ディスプレイに繋がったコネクタを見て固まってしまった。今までDisprayPortを使ってなかったのでコードがない。明日買いに行かなきゃな……とテンション低めでお風呂に入ったのだが、湯船に浸かりながらぼーっとしていると去年買ったモニターにケーブル付いてたような気がしてきた。風呂から上がってメーカーサイトを確認すと、やっぱりHDMIもDisprayPortもケーブル付属とある。さて、どこに仕舞い込んだ? この季節、風呂上がったら体が冷めないうちに寝るべきなのに夜中の大捜索……何とか見つけ出してデュアルディスプレイ環境も整った!
とまあ、こんな感じでどたばた?しながらも無事新体制への移行がだいたい済んだ。ちなみに今更ウィンドウズ10をインストールする気にはなれなかったので11にしたのだが、使いにくい。でもこれも慣れの問題か? 今までウィンドウズが新しくなるたびに何かしらの使いにくさを感じていたのだが、気が付けば気にならなくなっていた。今回も多分、そうなると思う。CPUが8世代新しくなった実感は……今のところよく分からない。一応ヨドバシカメラの電子書籍アプリDolyが少し快適になった。起動がほんの少し早くなった気がするのと、何よりライブラリをスクロールする際の動作が早くなった。厳密にはスクロール時に発生する読み込み時間は変わっていないが、一回でより多くの書籍を読み込んでいるような気がする。ま、スペックアップはこの後RAW現像してみて体感することに……体感できたらいいなあ。あ、そういやRAW現像ソフトをまだインストールしてないや。
(2023.02.14)
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